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谷川俊太郎五首

May 27, 2018
4 min read

Updated: Jul 19, 2022

春


可愛的郊外電車的沿線

有顯得快樂的白色的屋子們

有邀請散步的小路


下車也沒有 上車也沒有的

田地中的車站


可愛的郊外電車的沿線

但是呢

養老院的煙囪也看得到了


多雲的三月的天空下面

電車降下速度

一瞬的宿命論

我用梅的氣味來替換了


在可愛的郊外電車的沿線

春天以外是立入禁止的



春


かわいらしい郊外電車の沿線には

楽しげに白い家々があった

散歩を誘う小径があった


降りもしない 乗りもしない

畠の中の駅


かわいらしい郊外電車の沿線には

しかし

養老院の煙突もみえた


雲の多い三月の空の下

電車は速力をおとす

一瞬の運命論を

僕は梅の匂いにおきかえた


かわいらしい郊外電車の沿線では

春以外は立入禁止である



活着


讓活着

六月的百合讓我活着

死去的魚讓活着

雨淋濕了的小狗

那天的晚霞讓我活着

讓活着

忘不了的記憶讓活着

死神讓我活着

讓活着

忽然轉過頭的一張臉讓我活着

愛是盲目的蛇

扭曲了的臍帶

生了紅鏽的鎖

小狗的小腿



生きる


生かす

六月の百合の花が私を生かす

死んだ魚が生かす

雨に濡れた仔犬が

その日の夕焼が私を生かす

生かす

忘れられぬ記憶が生かす

死神が私を生かす

生かす

ふとふりむいた一つの顔が私を生かす

愛は盲目の蛇

ねじれた臍の緒

赤錆びた鎖

仔犬の腕



鳥


鳥不會命名天空

鳥只是飛過天空

鳥不會命名蟲子

鳥只是吃掉蟲子

鳥不會命名愛

鳥僅僅是成對地活下去


鳥知道歌唱的事情

所以鳥無法留意世界

突然有槍聲響起

小的鉛塊把鳥從世界拉開把鳥和人聯結

於是人的大的謊言在鳥的中間成為謙遜的眞實

人在一瞬相信鳥

但就算在這個時候人也不會相信天空

所以人不知道把自己和鳥與天空聯結的大的謊言

人總是被無知殘留着

不久後在死的中間爲了天空被變成鳥

終於知道了大的謊言 終於留意了謊言的眞實


鳥不會命名生

鳥僅僅是動着

鳥不會命名死

鳥僅僅是不動了


天空僅僅是在任何時候都在變得寬廣



鳥


鳥は空を名づけない

鳥は空を飛ぶだけだ

鳥は虫を名づけない

鳥は虫を食べるだけだ

鳥は愛を名づけない

鳥はただふたりで生きてゆくだけだ


鳥は歌うことを知っている

そのため鳥は世界に気づけない

不意に銃声がする

小さな鉛のかたまりが鳥を世界からひき離し鳥を人に結びつける

そして人の大きな嘘は鳥の中でつつましい真実になる

人は一瞬鳥を信じる

だがその時にさえ人は空を信じない

そのため人は鳥と空と自らを結ぶ大きな嘘を知らない

人はいつも無知に残されて

やがて死の中で空のために鳥にされる

やっと大きな嘘を知り やっとその嘘の真実なのに気づく


鳥は生を名づけない

鳥はただ動いているだけだ

鳥は死を名づけない

鳥はただ動かなくなるだけだ


空はただいつまでもひろがっているだけだ



關於愛


我是被凝視的我

我是讓人懷疑的我

我是讓人回頭的我

我是被遺失掉了的我

於是我不是愛


我是逃到心裏面的肉

不知道土地的腳

扔不掉心的手

被心凝視了的眼珠

於是我不是愛


我是太陽結束了的正午

被編排好了的戲劇

被取了名字的枕邊話

過於熟悉的黑暗

於是我不是愛


我是不會見到的悲傷

飢渴着的歡樂

選擇被結合的獨一人

幸福的外面的不幸

於是我不是愛


我是最やさしい的目光

我是過餘的理解

我是erected penis

我是不絕的嚮往

於是我不會是愛的



愛について


私はみつめられる私

私は疑わせる私

私はふりむかせる私

私は見失われた私

そして私は愛ではない


私は心の中に逃げた肉

地を知らぬ足

心を投げられぬ手

心に見つめられた眼

そして私は愛ではない


私は陽の終わった真昼

振り付けられた劇

名づけられた睦言

狎れすぎた暗闇

そして私は愛ではない


私は見知らぬ悲しみ

餓えている歓び

むすばれるものを選ぶ孤り

幸せの外の不幸せ

そして私は愛ではない


私は最もやさしい眼差

私はありあまる理解

私はerected penis

私は絶えない憧れ

そして私は愛ではないんだ



天空裏變得沒有了小鳥的那天


森林裏變得沒有了野獸的那天

森林靜靜地凝住了呼吸

森林裏變得沒有了野獸的那天

人們把道路繼續建造了


大海裏變得沒有了魚的那天

大海空空地呻吟了浪濤

大海裏變得沒有了魚的那天

人們把港口繼續建造了


街道裏變得沒有了孩子的那天

街道更加地變得熱鬧了

街道裏變得沒有了孩子的那天

人們把公園繼續建造了


人們裏變得沒有了自己的那天

人們互相地非常相像了

人們裏變得沒有了自己的那天

人們把未來繼續相信了

天空裏變得沒有了小鳥的那天

天空靜靜地流下了淚

天空裏變得沒有了小鳥的那天

人們什麼都不知道地繼續歌唱了



空に小鳥がいなくなった日


森にけものがいなくなった日

森はひっそり息をこらした

森にけものがいなくなった日

ヒトは道路をつくりつづけた


海に魚がいなくなった日

海はうつろにうねりうめいた

海に魚がいなくなった日

ヒトは港をつくりつづけた


街に子どもがいなくなった日

街はなおさらにぎやかだった

街に子どもがいなくなった日

ヒトは公園をつくりつづけた


ヒトに自分がいなくなった日

ヒトはたがいにとても似ていた

ヒトに自分がいなくなった日

ヒトは未来を信じつづけた


空に小鳥がいなくなった日

空は静かに涙ながした

空に小鳥がいなくなった日

ヒトは知らずに歌いつづけた

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